"別れとは、再会するためにあるものだ"

タイトルの言葉は、あるドラマでのセリフでとても印象に残ったので、使わせていただきました。そんな出会いも含めて、人間って、仕事って、生活って、女性って、・・・と様々なことを記していきます。

日曜日, 10月 28, 2007

あっという間の一週間

 先週金曜に父が救急車で運ばれ、そのまま土曜明け方前に息を引き取り、そこから今日まで、全ての感情がくるくる変わる毎日を過ごして本当にあっという間に一週間以上が経ってしまったなーって思う。死の瞬間、葬儀での最後の別れ、身内と同じように父の死を悲しむ人達との挨拶。。。これらがとてつもなく悲しく涙が止まらない瞬間だった。母親には「自分の人生悔い無し」って言ってたようだけど、やはり残された人達の悲しみは当分深いよ。でも、自分ら子供達には自分自身の生き方を尊重してくれ、身内全員で父の最期を看取ることが出来たし、父には本当に感謝している。人はいずれ死ぬが、うちの家族はたまたま父が早く逝ってしまったということだって葬儀を終えて思えるようになってきた。

 家族の大切さ、思いやり労わりの心、できるうちの親孝行、こういったことがいかに大事か。自分で感じたことを後世に伝えて生きたい。

土曜日, 10月 13, 2007

著名人の講演会

 うちの会社では毎年角界の著名人をお招きして「プロフェッショナル」について講演会を開く催事がある。今週水曜に、アルピニストの野口健さんの公演を聞く機会があった。まず驚いたのが、1973年生まれのまだ34歳だったこと。予想よりかなり若い。お父様は東大卒の大使館員で、育ちの良さは話から推測できたが頭の思考回路は万人とはかけ離れている。高校時代にケンカで停学処分になった時に、普通は自宅謹慎だが父親の勧めで旅をしろ、ということで日本各地を旅して周り、そこで故植村直美に関する書物を読み登山の世界にのめり込んでいった。そこから10代で次々と世界の名峰(マッキンリーやキリマンジャロなど)を踏破し、大学を卒業するまでに全6大陸の最高峰に当時最年少で踏破成功、という記録を打ち立てた。いくらお金持ちのお坊ちゃんでも、父親は資金は自分で調達しろ、ということだったので、学生時代から企業のスポンサー活動に勤しんでいたとのこと。そんな苦しい資金調達活動から、名峰登山で数々の友人が目の前で死んでいく様を語ってくれたのだが、エベレスト登頂の話では下界とは全く異なる別世界のようで、まさに人間の極限状態の中で様々な判断を的確に行えず、死へ続く感覚を一度だけ実感されたこともあると言う。それでも野口さんは生きて帰ってきているのだから、見えない世界を見ることができる人間だね。

 もう一つ驚いたのが、TVを通してでしか見たことなかったので割と「真面目な」印象を持っていたけど、話し始めるとビートたけし風な話し方をして、内容もこれまたすごく面白い!厳しい世界の話をほとんど笑いのネタになるような話し方だったので、聞いている方は全く飽きなかった。最近は富士山清掃活動で有名になっているが、世界でもその名は響き渡っているようだ。そんな野口さんが、世界中で素晴らしいところはどこか?という質問に対し、「白神山地」と答えてくれた時には密かに「おー先月俺も行ったばかりで同じく感動したぞー」と心の中で自己満足した。ちょっぴりだけど同じ感動を共有できている、と言うことに嬉しさを感じた一日だった。

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水曜日, 10月 10, 2007

宣告

 先週末、病院に入院している父親にお見舞いに行ってきた。思ったよりは会話することができてうれしかった。なぜなら、先週担当医から母親に父親の病状についての説明があり、結果的に"余命宣告"を受けてしまい会えるうちに会っておかないと、かなり切羽詰った状態だから。長くもって今月末~来月上旬まででしょう、と。

 5ヶ月間施してきたカテーテルを通しての抗がん剤治療の効果を検査してみたところ、実はがん細胞が悔しいことに増大していたそうだ。そのうちの一つが特に悪性で、星型のように放射状の形をしていてこいつ自身が激しい痛みの原因とのこと。

 父親自身は、検査の結果は良くないということまでしか聞いておらず、余命宣告の話は知らない。でも直接会話をした限りでは、本人も恐らくもう長くないということを察しているんだな、と感じた。担当医の意見では、本人が自宅で過ごしたいと言えばそれでいい、ということなので、家族としても時間のある限り長く暮らしてきた自宅で余生を過ごして欲しいという気持ちだ。例え入院していても、容態が急変しても大きな延命治療はもう出来ない、というところまで来ているので、それだったら・・・ということにした。

 癌ってやつは、なんでこんなに人間の生命力をあっという間に奪ってしまうんだ?半年前の父親の姿と今と比べると、恐ろしいほどやせ細り身長は縮んでしまっている。10分程の近所散歩でさえ今は1時間以上かかるって母親が言ってた。今でも、まさか癌で、なんで癌に、って思う。やっぱり癌は恐ろしいよ。せめて苦しませることだけはしないでください。。。

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火曜日, 10月 02, 2007

テニス合宿

先週末は学生時代を思い出すようなテニス合宿に行ってきた。なにせ山中湖、学生達のテニス学生のメッカな所で、大学時代に3回行ったしその後も日帰りとかでも行ってるから、半分庭なような所さ。

でも土曜から天気は良くなく、霧雨が降る中なんとか土のコートは水は溜まっていなかったので練習できた。昼から夕方ボールが見えなくなるまでみっちりとボールを追っかけてた。天気が良ければ富士山が間近にどーんと見れて、爽やかな高原の風を受けながら気持ちよくプレーできたはずなのに…。

日曜は完全に雨なので、早々に引き揚げて地元でインドアコートで1時間半楽しんだ。そこのコートは昔ボーリング場だったみたいで、天井がめちゃ低くラケット上にあげてジャンプすればネットに届くくらい。なのでサーブする時のトス上げにややビビりながらのゲームでした…そのインドアには二度と行かないな…。

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