"別れとは、再会するためにあるものだ"

タイトルの言葉は、あるドラマでのセリフでとても印象に残ったので、使わせていただきました。そんな出会いも含めて、人間って、仕事って、生活って、女性って、・・・と様々なことを記していきます。

水曜日, 10月 10, 2007

宣告

 先週末、病院に入院している父親にお見舞いに行ってきた。思ったよりは会話することができてうれしかった。なぜなら、先週担当医から母親に父親の病状についての説明があり、結果的に"余命宣告"を受けてしまい会えるうちに会っておかないと、かなり切羽詰った状態だから。長くもって今月末~来月上旬まででしょう、と。

 5ヶ月間施してきたカテーテルを通しての抗がん剤治療の効果を検査してみたところ、実はがん細胞が悔しいことに増大していたそうだ。そのうちの一つが特に悪性で、星型のように放射状の形をしていてこいつ自身が激しい痛みの原因とのこと。

 父親自身は、検査の結果は良くないということまでしか聞いておらず、余命宣告の話は知らない。でも直接会話をした限りでは、本人も恐らくもう長くないということを察しているんだな、と感じた。担当医の意見では、本人が自宅で過ごしたいと言えばそれでいい、ということなので、家族としても時間のある限り長く暮らしてきた自宅で余生を過ごして欲しいという気持ちだ。例え入院していても、容態が急変しても大きな延命治療はもう出来ない、というところまで来ているので、それだったら・・・ということにした。

 癌ってやつは、なんでこんなに人間の生命力をあっという間に奪ってしまうんだ?半年前の父親の姿と今と比べると、恐ろしいほどやせ細り身長は縮んでしまっている。10分程の近所散歩でさえ今は1時間以上かかるって母親が言ってた。今でも、まさか癌で、なんで癌に、って思う。やっぱり癌は恐ろしいよ。せめて苦しませることだけはしないでください。。。

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