ガラス作り体験
前回の日記で書いたテニスの試合の前に、山梨県の山奥のガラス工房でガラスのコップ作り体験をしてきた。「白石ガラス工房」さんは小さなプレハブ小屋の建屋で、白石さん一人で営んでいるみたい。今までガラス作りは機械加工くらいしか知らなく、昔ながらの職人が吹きガラスを作っている姿をちょこっと映像で見たことがあったくらい。なので手作りガラスをどういう工程で作るか全く無知な状態から始まった。
今回チャレンジした作品は「ビールグラス」。グラスといえばビールでしょ~とビール好きには格好の題材。でもど素人なのであまり背が高くない大きさで作ることに。まず鉄心棒の先に基礎の土台となるガラスを1回転半巻きつける。釜から取り出した後も一定スピードで棒を回し続け、ちょこっと息を吹くと液状のガラスがゆっくり膨らんだ。ここで始めて知ったのは、コップは底の方から形作っていくということ。なのでこの段階でコップの段面積と高さと厚さがほぼほぼ決まってしまう。そして完全に固まらないうちにもう一度釜に入れて溶けたガラスを巻きつけ、息を吹いて膨らまし、回しながら工具を使ってコップの内側から外に押し付けるようにしてコップの高さ方向を出す。広がってしまったら外側から押さえつけて垂直に高さ方向を整える。この作業が一番難しかったね。作業場の立ち位置の関係でなかなか高さがきれいな垂直にかつ平面にならなかった。。。あ、そうそうガラスの模様は、今回は体験ということで単純な色付け作業のみ。これも難しかったなぁ~どうやるかというと、テーブル台の上の決められたスペース(8cm×30cmくらいかな)に、7種類の色が付いた砂粒ほどの石を散りばめておき、最初に形成したガラス(まだ固まっていない状態)を台のスペース上に転がして石をへばりつかせる、というやり方。なので小粒の石の配置、色の組み合わせをちゃんとやっても転がし方が下手っぴだと思うような色模様にならない。まぁでも自分ではうまくいったかな。
そんなこんなで完成したコップ、見事「ビールグラス」とまでいかなくても、厚みがあって手になじむ感じで初チャレンジとしてはかなりいいんじゃなーい?!そんな本当のマイグラスで飲んだビール、格別に上手かったね!